高速通信ができないマンションは売れない時代になった。100ギガビットのスピードが普通の時代がもうすぐやってくる。さらにヘリポートがないとマンションが売れない時代になる。
目次
自宅でテレワークができないサラーリーマンがいるのはなぜ?
自宅のWi-Fiがテレワークできるスピードでない
マンションに光ファイバーが完璧に開通しているマンションは最近のマンションだけ。
フレッツ光が高速通信サービスを開始したのは2005年3月1日からです。
ということは、光回線に100%対応した設計になっているのは、2007年ごろに完成したマンションです。
それ以前に完成したマンションは、メタル回線であって、外部からきた光通信を銅線の回線にて各部屋に通信されています。
めちゃくちゃ遅いのですよ。
東横線沿線にあるマンションを購入した友人は困ってました。
「部屋のWi-Fiの通信速度が12Mbpsしか出ない」というのです。
この状況ですと、ズーム会議を各部屋で行うと無理です。
画像が表示できないと思います。
実は、中古マンションの売却をするときに、売却査定の基準に「Wi-Fiスピード」というものがあるのも事実です。
自宅のWi-Fiが遅いから、外に出る人もいるのです。
「マンションの管理組合もデベロッパーと交渉してくれたけど、建て替えないと無理みたい」と言っている。
不動産屋さんも困った?Wi-Fi環境構築が厳しいマンションとビル
新橋の駅前にあるランドマーク的なオフィスビル「ニュー新橋ビルディング」は事務所家賃がことのほか安い。
「小さなオフィスなら月額17万円からあります」という驚きの安さ。
新橋駅から徒歩30秒の立地条件に加えて、地下には「昭和の食堂街」が広がり、ビルの中には靴の修理屋さん、鍵屋さん、ハンコやさん、印刷屋さん、マッサージ、整体、弁護士事務所、産婦人科を除くお医者様達がクリニックを構える。
「このビルだけで全てが完結できる」と言われているちょー便利なビル。
ニュー新橋ビルはなぜ家賃が安いの?
1、ビルが古くて空調設備も古い。管理事務所は20時でエアコンを切ることになっている。
2、ビルが古すぎて光回線がないため、いまだにADSL回線しかない。
一番、大きな問題はWi-Fi環境が構築できないことですかね。
Wi-Fiのスピードがマンションの売れ行きを左右する!
東横線沿線で安いマンションはWi-Fiが亀のスピードなんだと。
東横線の沿線に住む友人は、Wi-Fiが遅いことを理由にマンションを売却した。
そして、ちょっと都心から離れたが、新築のマンションに引越をした。
東横線沿線というブランドは、意外にも高く売れた。
モデルルームの担当者にしつこく聞いたのは、マンションの光回線の太さだった。
実は不動産屋さんも気が付いていない。
全戸で朝9時から18時までテレワークを行なって、通信速度が低下しないかのシュミレーションを行なっている不動産屋さんが少ない。デベロッパーも同様である。
一戸建てのアドバンテージはギガビットを導入できること
一戸建てのメリットは、たくさんある。今、一戸建てが人気の理由は、通信環境の構築が比較的楽にできることにある。これは最大のアドバンテージだ。
マンションなら管理組合総会の議決が必要になるし、管理組合の運用が悪ければ通信環境整備にかける予算がなくて泣き寝入りになる場合がある。
ただし、基地局からの距離が長いと通信速度が落ちる。
意外にも人気なのは、基地局から近いところの物件なのだ。
沼津駅前にあるマンションで、2015年以降に新築されたマンションは人気だ。
基地局から徒歩圏内だから、通信速度は「爆走」体制になっている。
「地方でも通信速度が重要とされている。特に東京に新幹線で60分以内で通えるマンションは通信速度が命だ」と地元のWeb会社経営者が語っていた。
テレワーク難民がカフェやコワーキングスペースに溜まるのは、自宅の通信環境と作業環境がないためだ。
Jobyが変える新常識 21世紀の不動産はヘリポートがないと売れない
2024年に空飛ぶタクシーが実用化される。Joby Aviationが米連邦航空局から商業フライトを許可された。充電バッテリーで空を飛ぶ自動車の時代になった。
「アホか。ヘリポートがあるマンション?そんなもん必要なだろ」と思っているなら、あなたは時代遅れの人間なのだ。
1976年4月11日に世界で初めて「パーソナルコンピューター」が発売された。アップル1だ。ジョブズの自宅ガレージで「ウォズ」が作ったPCが、世界に普及すると誰が予想しただろうか?
コンピューターは一部の企業しか使わないもの
そんな時代だった。
1990年代にサラリーマンになった人は懐かしいだろう。
電卓と統計用紙でひたすら営業成績と売上表を作成して、複数の人間で計算をしてことを。
たった、一つの数字が違っていたら帰れなかったことを。
アップルがPlusを発売して、パソコンが一般家庭に入り込んだ。
当時アップルと友好関係にあったビルゲイツが、Macのために「ExcelとWord」を作ったことを知っている?
スティーブ・ジョブズはPCとは家庭で使うものと考えていた。
ビルゲイツは「企業が使ってこそ、家庭にPCが普及する。一家庭に1PCの時代になる」という信念で作ったのがWindows95だ。
だから、Windows95が発売された1995年から時代は爆発的にPCの時代になった。
時代とは、世界の誰かが世の中を変えるために何かを発明して、普及して生活と価値観が変わるのだ。
マンションにヘリポートの時代がやってくる。
一戸建てにヘリポートはどうするのかな?
Jobyは2023年に空飛ぶタクシーを実際に運用する。
日本国は緊急車両として導入することを検討している。
空飛ぶ救急車の時代は、ドクターヘリが本当に実現しているけど、タクシーで地方から東京の病院に搬送なんてことが起きると思う。
例えば、岩手県ではその需要はかなりある。
一関で事故にあう。本当にあった話だが、岩手医大でしか手術ができない。
そこで、患者は新幹線で盛岡に行き盛岡駅で待機していた医師と救急救命士のおかげで一命を取り留めた。
もし、これが空飛ぶタクシーだったらどうだ。
確実に間に合うタイミングで患者を搬送できるはずだ。
Jobyはトヨタが400億円出資しており、本格的に空飛ぶタクシーの生産に乗り出す。
かなり楽しみな未来だ。